麻雀の基本ルール
麻雀は基本的には4人でプレイするゲームであり、役を作って和了(あがり)を競います。
役ごとに点数(翻)が決まっており、また、複数の役を組み合わせることもでき、翻が増える毎に点数は増えていきます。
例えば、1翻なら1000点、2翻なら2000点、4翻なら8000点など。
4人のうち1人が和了する(あがる)とその局は終了です。そのため誰よりも早い上がりを目指しますが、翻が少ないともらえる点数も小さいため、どこまで役を増やせるかということも重要になってきます。
駆け引き、戦術に加え、運の要素もあることが、麻雀を奥深く楽しいものにしています。
牌(パイ/ハイ)
麻雀では牌(パイ/ハイ)を使ってプレイします。「まーじゃんぱい」「じゃんぱい」などと呼ばれます。
牌は、全部で34種類あり、それぞれ4枚ずつ、合計136枚あります。絵の上段は萬子(マンズ)、2段目は筒子(ピンズ)、3段目は索子(ソウズ)、下段は字牌と呼びます。
麻雀牌(開始時)
麻雀牌はゲーム開始前に136枚を上の画像のように裏に伏せて並べます。ここから4人に13牌ずつ配り、順番に1牌ずつ取って(自摸:ツモ)、捨ててを繰り返します。誰かがあがるかすべての牌を配り終えるとその局は終了です。
点数
点数棒(左上1万点、左下5000点、右上1000点、右下100点)
ゲームスタート時に点数を配られます。持ち点は1人30000点ですが、トップ賞を用意するため配られる点数は27000点や25000点となるのが一般的です。この点数を多く積み上げたプレイヤーが勝者となります。
ゲームの回数
麻雀は、座る席を東(トン)南(ナン)西(シャー)北(ペー)と呼びます。実際の方角とは関係がありません。
また「親」と呼ばれる役割があり東南西北と回ります。東南西北と親が1周する単位を「風」と呼び、1周目が東風、2周目以降は南風、西風、北風と呼びます。
南風までの「半荘(ハンチャン)」が一般的であり、西風以降まで周ることは滅多にありません。反対に東風だけまわる「東風戦」は、ゲーム時間の短縮を図る場合などに見かけます。
1回1回のプレーを「局」と呼びます。半荘は東風南風の2周しますが、親があがるなどすると次の局も同じプレーヤーが親を続けます(連荘:レンチャン)。そのため8局を超えることが多いですが、一方で手持ちの点数がマイナスになるプレーヤーが出た時点でゲーム終了となるルールを採用している場合もあります。
あがりの形
麻雀は手持ちの13牌と、他のプレーヤーが捨てた牌やツモって来た牌を合わせた14牌を決まった形に揃えることであがることができます。基本的には4面子1雀頭(4メンツ1ジャントウ)であり、他に特殊なパターンとして2パターンのみとなります。
(1)4面子1雀頭(4メンツ1ジャントウ)
3牌で作られるメンツ4組とジャントウ(アタマともいう)1組で構成されます。同じ牌4つで作る槓子(カンツ)はあがりの形としてはメンツとして扱われます。
(2) 七対子(チートイツ)
(1)のジャントウを7つ集めた形は、七対子という役になります。同じ牌を2牌そろえた形を対子(トイツ)と言い、七対子は7つのトイツという意味になります。
(3) 国士無双
国士無双は、マンズ、ピンズ、ソウズの1,9と字牌をすべて集め、その中の1つがジャントウになった形であり、役満と呼ばれる役の中で最も強い役の一つです。